アタシは帰りに仁からもらった名刺にのってある、仁のいるホストクラブ前を通ってみた。




奥の方に仁が見えた。


頑張ってるんだなぁ…







ガタンッ


「?」



アタシは後ろを見た。

そこには…─────













「愛奈…どうして…」
「………」







隼斗がいた。





黒いスーツを着て、髪を立てて…


まるでホストみたいな格好…




アタシは隼斗の胸ポケットについてる札を見た。



"ハヤト"

ホストクラブの名札だった…───