まさか…
でも、違うとは言いきれない。。


「岩崎さん。ちょっといい?」
「…うん」


舞花っていう子はコロッと表情を変えて、アタシとその子で廊下に向かった。








「あのさ」


さっきとは違う、低い怖い声。




「隼斗に近づかないで。」
「え」
「アタシ隼斗だけなの。小学校のときからずっと。だから近づかないで。」
「……」
「今後、隼斗に近づいたりしたらまたレイプするわよ。」
「……ま…た?…」
「クスッ。あれはね、成人とアタシが作った罠よ。ヤった男達と成人はアタシに釘付け。ヤってって言ったら何でもしてくれんのよ。」
「…………そ…んな」
「分かった?アンタみたいな汚れた奴には隼斗はふさわしくないのよ。」


廊下を歩きだすあの子。


「あっそうそう。アタシ、黒岳舞花。皆の前では仲良くしなさいよ。」


黒岳舞花はふいっと顔をそらして、歩いてった。
















悔しい…




アタシ、黒岳舞花に遊ばれてたんだ…







悔しいよ…









でもアタシには何にもできない…









隼斗だけはとられたくないよ…










「うぅ…グスン」