「───……」



目が覚めたら、そこはベンチだった。


「いたっ…」


殴られた頬とお腹がまだ痛い…

服は大きいダウンと大きいズボンを着てた。








「愛奈っ無理して立ち上がろうとすんなやっ」
「はっ隼斗…」
「…横んなっとけ。まだしんどいやろ。」
「隼斗が助けてくれたの?」
「あぁ。手遅れでゴメンな…」


「うぅ~」
「なっ何で泣くねん!?(汗)」
「こっ怖かったあ…グスン」



「……なら来い。」



アタシは隼斗の腕の中に飛び込んだ。




「隼斗臭い…(笑)」
「なっ文句言うなよ!」
「嘘だってば(笑)」
「ヤな奴やなぁ~」












隼斗の腕の中は





暖かくて
男臭くて

隼斗の優しいとこ全部が伝わってきた気がした。