─愛奈side─





パリーン



「?愛奈、どうしたの?」
「滑っただけだよ。ビックリしたぁ…」




さっきから胸の鼓動がうるさい。

すごく不安で…






プルルル

「はい、岩崎です。あ、分かったわ。愛奈、電話よ~えと…梅野さんから。」


留衣?
いつもなら携帯に電話してくるのに…



「もしもし?」
「愛奈!大変なのっ隼斗が…事故に…」
「……嘘…」
「佐々木病院!早くっ」
「う…うん!」




カチャン









アタシは走りだした。






嘘…



隼斗…


隼斗…


隼斗…









死なないよね?







「う…グスン…うぅ…」

















隼斗ぉ…

























ウィーン



「あっ…あの…隼斗は…吉良隼斗は?」
「友人の方ですね。こちらです。」





ガララ、、、