キィィンッ! とルゥの剣が宙に舞い、
グサッ、 と深く地面に突き刺さる。


『・・・・さっさと殺れば?』

目の前でピタッ と止められた剣。
シークは少し眉間に皺を寄せながら、ルゥを見下ろす。

そして、剣でルゥの顎をクィッ と持ち上げる。

・・・コイツ、もしかして・・・・


シークは剣を仕舞い、膝を突いてルゥと同じ目線にする。