愛しくて仕方がなかった。
何をするにも一緒に出来ることで、それを考えてくれる彼女に想いは募るばかりで。

今もその想いは変わらない。


僕は今思う。



永遠の命なんて要らない。愛するレリアと一緒にいられればそれで良いから。

だから、出来ることならばレリアと二人、何の別け隔てもない世界に生まれたい。
そうすれば僕たちを引き裂くものはないから。


ロアルたちがどれだけ世界を大事に思ってお互いの気持ちを抑え込もうと、それが無理なように、今のこの世界で僕たちは認められない。



僕たちが絶対に認められないのだったら、こんな世界なくしてしまえばいい。



だから僕は心に決めようと思う。

レリアと一緒に生きれる世界を作り出すために。






僕は、この世界の掟を覆す存在になろう、と。