『ゆうちゃん聞いてよー!!!!』
私は今朝会った
イケメンくんの話をした。
『もーほんとはあいつに会わなかったら遅刻じゃなかったのに!!!』
「……」
『ゆうちゃん話聞いてる!?』
何か考えこんでるゆうちゃん。
「…あい。」
『はい!』
ゆうちゃんの意味ありげな呼び掛けに敬語になってしまった。
「それ、渡瀬 真じゃない?」
渡瀬…真…?
『誰?それー?』
「あんた何言ってんの?生徒会長じゃん。」
『せい…と…かいちょう?』
そんな人うちの学校にいたかな?
「まぁ。あんた式とゆう式全部寝てるか遅刻かで奴の挨拶聞いたことないから、仕方ないか…」
『ははは…』
完璧ゆうちゃん呆れてるし。