「えぇッ!?
付き合ってんのオ!!?」
「ブフゥッ!!」
俺は横にある水道に向かって吹いた。
光は構わず喋る。
「だ……誰々!?
てゆーかいつのまに出来たのよ!?
大平に彼女!!」
……大平かよ!!
「シィーーーーッ!!
静かに話そうぜ、光!
便所なんだし来る奴だっているんだ」
「だって大平が驚かせるからぁ……」
「……入り口の近くじゃ聞かれるし、個室入って話そうぜ」
俺等は一番奥の個室に三人で入った。
……案の定というか……狭い。
「で、大平!
誰と付き合ってるのォッ?!
勿体振らないで早く言いなさいよっ!」
興奮を抑えるように、大平に問う光。
いい加減女言葉抑えろよ。
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