「おれ、今日ムリ」


俺のその一言に二人は、゙どうして??゙攻撃。



知るか。

ただただ、

苦しくて



悔しいんだ。








次の日。


何事もなかったかの様に、渡辺と工太と話してた。


昨日のことで、心がモヤモヤしてたとき、

「なおきくん、かお赤いよ?」



渡辺はそう言って、俺の顔を指す。

俺は手を額に触れさせ、確かに熱いな、とぼんやり思った。



「おれ、なおきをホケンシツにつれてくから、ゆりなは先生に言っておいて」

「わかった! またねっ」



走って行く渡辺を、工太は手を振りながら見ていた。


やっぱり工太は……そう思ったとき。




「なおきって



ゆりなのこと、好きだろ」





.