ザアアアァ..
「みやぎ県からきた、かげ山 なおきです」
小学一年、冬。
ゆっくり、俺は少し高めの声で、緊張しながら言った。
宮城県より多い、二組の生徒が俺を黙視している。
「皆さん、仲良くしましょうー!!」
「「「はぁーいっ!」」」
ビクッ
バカデカい声に、ビビる。
でも、転入への不安は消えなかった。
そして、その直後の休み時間。
「なおき、くん。
つぎの時間、゙生活゙なんだって!
生活ってねー……」
これが、渡辺との出会い。
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