「…………。…………。…………。
……へ……?」


「お前の言いたいことはわかってるし!!

……仕方ねぇじゃん、優斗とケンカしたとき気付いたんだしっ。
なんか、心にポッカリ穴が空いた感じして……」



匠は俯きながら、赤い顔を隠して言った。


二組の同性愛者確率高いだろ。
しかも優斗、男にモテモテじゃねぇか。

……嬉しいのか? これって。




バアンッ!!


「「ッ!!?」」



後ろから、物と物のぶつかり合う音。

なんつーか、教室の扉を激しく開けた感じ……いや、むしろそれだ。


匠が目を見開いて扉の方向を見つめるモンだから、逆に後ろを見れねぇよ俺。





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