授業中、花奈と話してるように見せかけて優斗をガン見。

優斗とスレ違ったら微笑み、優斗と話してると妙に顔が赤い。



極めつけは他の奴等と違い、ツンデレ。








放課後、俺は体育館裏に光を呼び出した。


太陽の光はあっても皆無。
今日も絶好調になかった。



「なんなの、直希。


……まさか告白!?」

「ちげぇよ!!
嫌そうな顔すんな!
俺が言いたいのは、光が優斗を
「うん、好きだよ」



俺が言い終える前に、光は穏やかで…そして怯えの混じった声でそう言った。


サア……と冷たい風が、頬を撫でる。

伸びっぱなしの草が、カサカサと足をくすぐった。




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