「でも、嫌われて当然だよな(笑
求めてばかりで、俺からは何もしなくて。

思い通りにならないと拗ねるとか、そこら辺のガキより幼稚だ。


だから、今伝える。


酷いことして、ごめんなさい。
でも好き、だから……シカトしないで下さい」



優斗は俯いたまま、何も反応しない。

俺は付け足す。



「伝えるの、遅くてごめん。
今さっき気付いたんだ。 バカだって。

でも明日、来週、一年後伝えるよりは、ずっといいだろ?
少しでも早い方が……って、マンガの受け売りだけど(笑」



実は、マンガの受け売りじゃない。

恋愛物のマンガのセリフでありそうだが、俺のホントの気持ち。



優斗はうつむいたまま。

……俺の気持ちは、伝わらなかった?




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