「構わない」





その淡々とした低い声は、少しだけ、嬉しそうだった。





俺は肩で息をするように、肩を上下に動かして深呼吸を繰り返した。


呼吸が整ったのを確認し、俺は思ってることを言葉にした。




「……正直、優斗は今まで通りに話しかけてくれると思った。
でも目を逸らされて、初めで嫌われた、もう終わり゙って思った。

凄い……喪失感を感じた」




もしかしたら今日。
もしかしたら明日謝ってくれるかもしれない。
話しかけてくれるかもしれない。


でも、違うんだよな。

謝るのは俺。
話しかけてくれる訳ない。


大平と光……友達が教えてくれたんだ。



俺は続ける。




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