「……なにしてんの、お前」

「逃げる準備。
まだ生きたいし!?」


……よく考えたら、自分に不利な事してるよね、俺。

俺が言い終わったあと、優斗は爆笑した。



「冗談だ冗談!!
そんなにビビんなって!笑」



優斗は電柱に隠れてる俺に近づいて、頭をぽしぽしと撫でた。



……やべぇ。
鼻血出そう。

そこで手ぇ繋がられたり、名前呼ばれたりしたら……ッ!!



「ホントおもしれーなぁ。



"メガネ"は」





…は?




.