「えッ!!?」


俺は先生を見つめた。


「だって優斗は異常ないし、直希は起きたし、いる意味ないでしょ??」


あーりまーす!!
俺の心を潤してくれまーす!!!泣



……なんて言えるハズもなく、小さい声で先生に同意した。


先生が保健室から出た後もドアを睨み、後で復讐してやろうかと考えていた、その時。







「また後でな、直希」







耳元で聞こえる声。
頬への柔らかい感触。



ドアが閉まる音がした瞬間。


「よっしゃああああ!!!」

という、保健室に不似合いな叫び声が木霊した。








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