ガラッ



「「!!?」」



優斗は焦ってベッドから降りようとしている。

しかし、焦りすぎてかなり遅い。



カーテンが開けられるのと

優斗がベッドから降りるのは


ほぼ、同じタイミングだった。





「優斗、お疲れ様。

直希、頭はどう?
四時間目は出れそう??」



    ハセガワ
担任の、長谷川先生だった。

30超えで夫と子供までいる、女教師。
怒るとうるさいんだよなー。



「あー……まだ頭痛いんで……」


そう言えば、優斗と一緒に保健室いれるし、授業受けなくていーし。


「そう?
じゃあ給食の時間に教室に来てね。


あ、優斗は教室に戻っていいよ」





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