「……俺の家で二人でデートしてたんだよ。
でも二人して意識しすぎて……」


「「……しすぎて?」」

「ムードは良くなったけど、どうすれば良いかわからなくて……その……キスしようとした」

「キャーーーーーーーー!!!」

「おめぇ黙れ!!!」




……なるほど。


その案、いただきッ!!








「今日の放課後、直希の家に?」

「だ……ダメか?」


トイレから走ってきたから、だいぶ注目を浴びている。

見んなキメェ。
特に女子。



俺は返事が怖く、飼育当番だからと、適当に理由を作って教室を出た。




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