「もうすぐで、十二月だね」

「あぁ」

「冬休み、会える?」

「あぁ」

「……返事、素っ気ない」

「あぁ」

「ば……ばーっか!!」

「あぁ」


少女は頬を膨らまし、眉間にシワを寄せて僕を睨む。

怖さの感じない睨みに僕は、笑わずにはいられなかった。


「え、なにがおかしい!?
この切った前髪かっ!!?怒」

「い、いや(笑
とてもかわいいよ」



あ、今さらっと言い過ぎた。

少女はプッと、吹き出す。



「キザー!!笑
     ・・・・
ま、いっか。 優ちゃんだから許してやんよ(笑





好きな人……だしね」



……あ、ヤバい。
絶対、僕の顔赤い。





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