「急いでるので……」


適当にあしらって、逃げようとした。

しかし、手首をつかまれ、身動きが取れなくなってしまった。


「ちょっとさぁ、俺らと遊ばない?」

「離してください!」


必死に抵抗するが、男の力には敵わない。

私は、そのまま裏路地に連れて行かれた。


「抵抗すんなよ。こんな服着て、襲ってくださいって言ってるようなもんじゃん?」


私は背中を一押しされ、地面に手をついて倒れた。

その上に、別の男が覆いかぶさる。

そして、私のシャツのボタンに手をかけた。


「いやぁ……!」


もう、駄目だ。

そう思い、ぎゅっと目を瞑った瞬間。