届くかどうかも分からないメール。 私は、泣きながら送信ボタンを押した。 まとまりのない、ひどい文章。 溢れる涙が邪魔をして、もう自分の気持ちしか打ち込めなかった。 生きていて。 生きていて。 生きていて。 ただ、それだけなの。 それだけなんだよ、ハル……… ―――そのときだった。 しゃがみこんだ私の手の中で…… 携帯が震えた。