私は美里と教室に戻った


「結衣奈。桐崎玲志に見とれてたでしょ?まさか一目惚れ?」

『き...桐崎玲志?誰よ。そいつ』

「あれ~?結衣奈、桐崎玲志知らないの?」

いきなり龍夜が話しに入ってきた。

『うん。誰それ?』

「はぁ…。本当に玲志君知らないの?結衣奈ぁ?あのイケメンの玲志君だよ?」

はぁ…
だから知らないのよ。
そのぉ…桐崎玲志だっけ?


『うん』


「美里。こいつ馬鹿な上に桐崎もしらねぇのかよ。」

「らしぃね。ではでは、なんでも知っている美里様が教えてあげよう。桐崎玲志は隣の3組の子、ほらぁさっきトイレに行った時水飲んでたじゃん?あの子よ。学校1のイケメンらしぃよ」

『へ…へぇ。あの子桐崎玲志っていうんだ。しかも隣りのクラスなんだ』

あのイケメン君
桐崎玲志って言うんだ

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