やばい…
めっちゃ血のいい匂いしたんですけど…

しかも
あの子可愛かったし...

俺はそんなことを考えながら、教室に戻った。


「なぁ。稜輝、さっきトイレにいた子の名前わかるか?」
俺は1番仲のいい
飯田稜輝に聞いた。
(稜輝←イズルと読む)


「あ?あぁ、あの子ね。んとぉ、確か岸島結衣奈だよ」

「岸島結衣奈ねぇ…」

「なになに?玲志は岸島の事一目惚れしたん?あいつはやめといた方がいいぜ?ミス北高だからさぁ、結構ファンが多いからよ」

「あいつがミス北高ね」

よしっ!
決めたぁぁ!
あいつに今日告るっ!


「きめたぁ!俺あいつに今日告るは」

「…玲志君。冗談ですよね?いきなりしかも今日告白ですか?」

「おう!決まってるじゃんかぁ!」


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