「あれ? 梨季?」


「お兄ちゃん……」


「お前1人で何してんの?

こっち家じゃねーぞ?」



え?


気づけば知らない道を歩いてた。


知ってる町だと思ってたのに、

1本道を入ると全然違う町に思える。



「お兄ちゃんは何してるの?」


「俺? 俺は廉と大和とー…」



お兄ちゃんがそう言えば



「あっれー梨季じゃん」


「久しぶり」


「久しぶり…です」



お兄ちゃんの友達の大和くんと廉くんに話しかけられる。


ってかなんか敬語になっちゃったし(汗


梨季が変な顔をしてたのか廉くんが



「梨季何かあった?」



って聞いてくる。