「そんな顔してますかぁ?」

「うんしてる。すんごい気疲れしてるわね」

「……。」

そりゃするさ。
由岐がいるだけでこんなにも俺は変わる。



「幸輔にもそんな顔させるような子いるのね」

「何スかそれ;;」

「あの子、愛されてるわね」

「……///」



何でオーナーってそんな事普通に言えるんだよ///



ソファーから立ち上がってコーヒーを入れた。


入れたてのコーヒーの匂いってすんげぇ好き。




「あの子、何て名前?」

「由岐です」

「由岐ちゃんかぁ〜」


にやっと意地悪そうな顔をして俺の方を見た。