「買った?」
「うんっお兄ちゃんと、拓哉くんと、美裕さんと、将さん」
「そっか」
誰だろ…。
拓哉くんと将さん…。
「あっ、親戚の人だからっ」
「そっか」
由岐は俺の心を読み取ったみたいにドンピシャだった。
「イルカショー見よっか」
「見るッ♪」
イルカショーの会場には階段があって、
階段を上がればすぐ会場だ。
イルカがいると思う所を廻ると中を見れるところがあって、そこを覗くとイルカがいた。
「由岐、イルカ!!」
「本当!!??」
由岐が俺の肩に触れて中を覗き込む。
顔が近くてドキッとした。
「ホントだぁ~かわいぃ~」
まぁ由岐にはそんな事知らないし知られたくない///