「かわいぃ〜」 由岐は目の前のラッコに惚れたらしい。 「由岐」 「ん〜?」 「足」 「へ?」 由岐がラッコから目を離し、足を見ると……… 「わぁっご、ごめんなさいっ!!」 由岐の足は幼稚園児の鞄を見事に踏んずけていた。 そして、その足を見る鞄の持ち主。 「ごめんね;;」 「いいよっ」 幼稚園児はそぅ言って両親のもとへ走った。