今日は、幸輔とデート。
かわいく思って欲しいから、早く起きて凄くオシャレをした。
早く起きすぎて暇な時間が多かった。
寝れるかなって思ったけど、髪が崩れたら嫌だから寝るのは辞めて自分の部屋でボーっとしていた。
「あ、由岐待った?」
「っ///」
目の前にいる幸輔は、髪の毛を少し切っていて、いつもは使っていないワックスを使って髪を少し立てている。
服も、なぜだかいつもより若干オシャレ。
「由岐?」
「あっぃやっ何でもないよっ///どうしたの??その髪っ///」
「あっコレ!?コレ弟が…;;」
弟…いたんだ…。
「服も…?」
「そ、デートだってばれて服も全部剥ぎ取られて髪もいじられて。だから遅かったんだ。ごめんな?」
「ううん!!」
いつもと違う幸輔がいる。
でも、中身は幸輔。
あたしの大好きな幸輔。
「行こ」
って言ってあたしに手を差し伸べた。
「うん」
あたしも、幸輔の手の上に手を乗せた。
あたしと、幸輔のデートの始まり。