それから数日間。 瞬くんはバイトを休んだ。 それぐらい、由岐ちゃんは大切な人だから。 っていうのは当たり前に近い。 唯一の肉親だから。 瞬くんは学校から帰るとすぐに由紀ちゃんの部屋に入って、ご飯の時間になるまで1回も下りて来ない日が続いた。