でも、この先輩・・・。
意外と体操服似合ってたりして・・・。
みんな、ダサいダサいと言っている体操服を、ここまで着こなすのはすごいなぁ・・・。
ちょっとカッコイイかも・・・。
ッて!!あたし、何考えてんの!?
「よ~し、今から発声練習やるぞー!気合入れていけよ!!」
「はーい!!!」
みんなの声が響く。
発声練習は、相当にハードなもので、練習が終わる頃には喉がガラガラだった。
「喉痛いー。」
「きつかったぁ」
そんな声が廊下に充満している頃、先輩の姿は見えなかった。
先に帰っちゃったのかな・・・。
すると、暗い教室の中に人影が見えた。
おもわず電気をつけてみると、そこにいたのは先輩だった。