「「きゃーーー!」」

うげ、なに...

「「落合くーん」」

落合?
だれだ。

「八雲知らないの?」

「知るも何も...」

「うちらの学校でいっちばんかっこいい男子」

「落合...何?」

「落合香助です」

は?
私はびっくりとはちょっと違った気持ちで
後ろを向いた。

「よろしく。」

なに。
軽々しく話しかけないでほしい。
私は落合を無視するかのように
おにぎりを食べた。

「おとぎ...さん?」

「はい?」

こいつ、沙羅にまで...

「ちょっとこれる?」

「ええ、まあ。あ、八雲ごめんっ。
あとでねっ」

「うん」

沙羅に告白かな。
沙羅に彼氏ができたら
私どうしよう。
沙羅は私をおいてくかな。