キーンコーン、カーンコーン。

「あ、チャイム鳴った!
早く戻ろう、八雲っ」

「うん、そうしよ」

私と沙羅はチャイムがなり終わるのと
同時に着席した。

「期末テスト返すぞ。」

先生がいう。

「今回も学年一は橘八雲と音木沙羅だ。」

いちいちみんなの前で
いわなくても...。

「げーっ、最強じゃん!!」
「俺今回結構頑張ったのにーー!」

みんながざわめき始める。
ほら、きたよ。
私はいつもこれを嫌う。

「静かに!!」

先生がそういったとたん
声が小さくなった。
これぐらいしてもらわないと。

「橘、音木。」

きたきた。

「先生はいつもお前たちに関心してるよ。
これからもこの調子で頑張れ!」

「うわぁ、先生むちゃくちゃほめてんじゃんっ」
「すげえな、やっぱ橘と音木」
「親友でもあってライバルみたいだねぇ」

はぁ、お腹空いたなぁ。
そういえば今日のお弁当はおにぎり...。
楽しみ...