「沙羅っ、沙羅ーーっ」

どこにいるんだよ。
私はさっきから校舎を走りまくって...

そうだ。
あの男。
落合、落合香助だ。
あいつが沙羅に関係してるはず。

私は沙羅を探しながら
落合も探した。

といっても、落合は
何組なんだーーー!

私は床に転がった。

「何してんの」

「うわああああ!」

私はびっくりして
思わず叫んでしまった。
その叫び声に気づいた先生たちが
教室から出てきた。

「やばい!隠れろ!」

え?