あいつか。
ルックス抜群だな。
准が惚れるわけだ。
ああゆう子は性格もきっとよさそうだ。

音木の前に座ってるのが
橘ってやつか?
やっぱいつ見てもなんかすごいオーラ出てるな。

「---」
「-----」

なんか話してるみたいだ。
邪魔しないほうがいいかな。

「落合...何?」

え、俺のこと?
ああ、名前のことか。
ここは俺が。

「落合香助です」

振り向いたのは、橘だった。
びっくりしているのか、
なんなのかすごい表現しづらい顔で
俺を見上げた。

「よろしく」

俺は言った。
だが橘は返事もしないまま、
おにぎりを食べ始めた。

こいつ...
性格悪すぎるだろ...