「よし、次からは1本ではなく複数をまとめて斬れ。」


 みんながざわついた。あの4人以外は。


「いやいや楽勝っしょ」

「うんうん行けるな。」

「しゃぁっ!早速斬ろうぜ!」

「んじゃぁ、誰が一番斬れるか勝負しよう。藤井もやるか?」


 恵本、山岡、河上、田中は憶することなく、むしろ雰囲気を楽しみ始めた。


「じゃぁ俺ももっかいやっかなぁ」


 藤井ものってきた。




 こうして、5人の独壇場となり、まわりからもコールがわくほどになったのだった。