鬼谷先生のオーラは尋常ではない。死線を越えて来たというか、なんか他の大人達よりも飛び抜けた力を持っているのだ。


 しかしさすがは真剣勝負中の助之丞たち。尋常ではないオーラでさえも無視するほどの2人の世界に入って打ち合っている。


(ん…先生震えてないか!?)


 歳哉がそんなことを思っていた次の瞬間…



「くぉぉらぁ!貴様ら俺の存在に気付かぬかぁ!」


 なぜか鬼谷先生はご立腹であった。どうやら存在を無視されたことが気に食わなかったらしい。なんだかかわいい所もある先生だ。