そして高津と、その一派の四人

―――三坂、吉松、永井、伊本―――

は、竹林へ行き、それぞれが先生の目の前で一本ずつ斬り捨てた。


「………」


 鬼谷先生はまさかこの5人がこんなに腕が立つとは思っていなかったらしく、腰が抜けた。


「これでいいですね?」


 目の前で竹を斬った高津に念を押され、うなずくしかできなかった。

 とそこで、気おされている様子の先生をみて、高津が提案してきた。



「他の門人も連れて行かせてください」


 まさかこんなことまで言われようとは…、と動揺はすでに隠せないくらいにふくれあがっていた。


「だめだ!!だめだそんなの!!!」


 それしか返す言葉が見つからなかった。