「じゃぁなんでお前、気が強い泰美に命令できる奴は一人しかいないって言い切ったんだよ!」


 勇大につっこまれ、歳哉はおずおずと答える。


「だって泰美さんは年下に命令されるの嫌いじゃん!年上の言うことなら聞くかもなぁって!」



(歳哉ってすごい推理する割には短絡思考なのな…)


 ひそかに助之丞は思った。