「ん?なんだそのぼぉーいずなんちゃらってのは?」
聞き慣れない単語を耳にした勇大が問う。
「外国人の言葉で“男色”の意味らしい。」
「あんた何気に物知りよねぇ」
助之丞の解答に、八重が感心する。
どうやら助之丞は、町に出た時に会った外国人に聞いたらしい。
「日本のお侍さんはぼぉーいずらぶが多いみたいです、とか言ってたんで、なんだと聞いたら…」
―――“ぼぉいず”が少年達で、“らぶ”が愛だ、と言われたんだとか。
「それで少年達の愛ならば男色のことではないかと。」
「うわー助之丞が賢そうなことを言うとなんか嫌だぜ…」
勇大は気味悪そうに身震いした。
(失礼な………!)
助之丞は思ったに違いない。
しかし、助之丞が出会った外国人と言うのが、外国かぶれの日本人だなんてこと、誰も気付かないだろう…
―――“ぼぉーいずらぶ”なんて造語なんだから………。
聞き慣れない単語を耳にした勇大が問う。
「外国人の言葉で“男色”の意味らしい。」
「あんた何気に物知りよねぇ」
助之丞の解答に、八重が感心する。
どうやら助之丞は、町に出た時に会った外国人に聞いたらしい。
「日本のお侍さんはぼぉーいずらぶが多いみたいです、とか言ってたんで、なんだと聞いたら…」
―――“ぼぉいず”が少年達で、“らぶ”が愛だ、と言われたんだとか。
「それで少年達の愛ならば男色のことではないかと。」
「うわー助之丞が賢そうなことを言うとなんか嫌だぜ…」
勇大は気味悪そうに身震いした。
(失礼な………!)
助之丞は思ったに違いない。
しかし、助之丞が出会った外国人と言うのが、外国かぶれの日本人だなんてこと、誰も気付かないだろう…
―――“ぼぉーいずらぶ”なんて造語なんだから………。