俺は次の段階へと事を進めようと
していた。


俺に相応しい女は星野しか考えられない。


この時から俺の中で自分の
人生設計が出来上がっていた。


最近はプライベートな事も
話す様になった星野の夢は
小児科医になる事。


女医だ…。


星野ならきっとなれるだろう。


それを聞いた俺の夢も弁護士から
医者へと変わって行く。


星野は星野総合病院のお嬢様。


医院長の座は兄貴になったと
しても星野と結婚さぇすれば
俺は娘婿として安定した場所
が用意される事は間違いない。


だから何とかして俺は星野を
手に入れなくちゃダメなんだ。


自分の安定した将来の為に…。


もちろん星野に対しても少しは
恋愛感情を抱いている。


最近は特に自分の中で余裕が出来て星野を別の目で見ている事は嘘じゃない。


星野が他の男と話していると
苛々している自分が居る事も
確かだ。


でも.そんな感情が芽生えたのも
星野が総合病院のお嬢様だったからだと思う。


自分に相応しい女と
安定した将来の為に俺は
必ず星野を手に入れてみせる…。