「陸…。」


ん?…誰かが俺を呼んでる…。


「陸どこ見てんだよ。(笑)
こっちだよ!!」


俺は声のした方へと視線を移す。


そこには眩しい位の光りの
中に佇む人影が見えた。


目が次第に慣れてくると
その人物の顔がハッキリ
と浮かび上がる。


「…佑輔…。」


「やっと気付いたのかよ。(笑)」


俺達が大好きだった佑輔の
笑顔が目の前にあった。


「陸.久しぶりだな。(笑)
今日は来てくれてありがとうな。」


「佑輔…会いに来てくれたのか?」


「そうだよ…。
陸…今度は約束守れよ。(笑)
ちゃんと俺.見てるからな。」


「うん…。佑輔…約束したのに
卒業証書見せれなくてごめんな。」


「もう気にしなくていいよ。
反対にお前らしいと思って
ずっと見てたんだ。
少しヒヤヒヤしたけどな。(笑)」


「ごめん…。でも後悔は
してないんだ。」


「わかってるよ…。
陸…何年先になるかわから
ねぇけど…また会おうな…。
俺は気長にこっちの世界
でお前と誠也を待ってるから。」


佑輔の姿がだんだんと
光りに包まれて行く。


「佑輔!!…佑輔!!」


「陸…またな。(笑)」


佑輔は笑顔のまま消えて行った。


「佑輔…またな。(笑)」