果凜…お前が子供達を見つめて
笑ってる瞬間がいつもに増して
スゲェ綺麗だって知ってる?


俺は自分の子供なのに少し
翼と美羽にヤキモチを妬い
てる事もお前は知らないだろ?


今もお前を抱き締めたい
って思ってる。


俺の頭の中でさっきのお前
の言葉がリピートしてるんだ。


「陸君.ギユッってして…。」


ってな…。


「……パ!?…ップさせなきゃ。」


ヤベェ…マジで果凜を
抱き締めたくなって来た。


「…パパ!?…パパ!!」


「…えっ?」


果凜が俺の顔を覗き込んでる。


「パパ.どうしたの?
翼のミルク終わってるよ。
ゲップさせてあげなきゃ。」


翼を見ると既に空になった
哺乳瓶を吸い続けている。


「あっ!!翼.ごめん!!
ゲップしなきゃな!!」


俺は慌てて翼を抱き起こす。


-ゲホッ-


翼は大きな音を
たててゲップ完了。


「パパ?…大丈夫?」


果凜を見ると心配そうに
俺を見ている。


「うん。ごめんな。(笑)
少しボーッとしてた。(笑)」


さすがに婆ちゃんが居る前で
本当の事は言えない。


後で果凜には正直に話そう。


また果凜は顔を真っ赤にして
バカって言うんだろうな。(笑)