誠也達と別れた帰り道
翼も美羽も疲れたのか
ぐっすり眠ってる。


「果凜.疲れただろう?
家に着いたら起こして
やるから眠ってていいぞ。」


「大丈夫だよ。(笑)
それにせっかく陸君と
こうして居れるのに寝ちゃ
ったら勿体ないでしょ。」


「おぅ(笑)果凜に陸君って
呼ばれるの久しぶりだな。」


「あっ.そうだね。(笑)
子供達も眠ってるし今は
私だけが独占出来るからかな。」


「今は陸君の時間って訳か?(笑)」


「そう。子供達が起きたら
私はママになって陸君は
パパになっちゃうもん。(笑)」


「じゃあ…今は貴重な時間だな。
果凜…さっき佑輔のお墓の前で
言った事.俺…必ず守るから…。
ずっと俺の傍に居ろよ。」


「うん。ずっと傍に居る。」


「俺…本当にお前に
出会えて良かった…。」


「陸君…ギユッってして…。」


「えっ?…今?」


「うん。ダメ?」


全然ダメじゃないっす…!!


俺は車を止めると
果凜を抱き締める。


「陸君.大好きだよ…。」


「何?聞こえない…。」


「好き…大好き!!
…愛してるよ…。」


「知ってるよ。(笑)…俺はお前と
初めて会った時から愛してる。」


「バカ…。陸君…ありがとう。」