岳達が帰った後.自分達の
部屋に戻ってすぐに果凜を
抱き寄せる。


果凜の温もりを
感じるとホッとする。


「前園君.本当に
嬉しそうだったね。」


「あぁ…あんなに嬉しそうな顔の
岳.初めて見たよ。(笑)」


「私も陸君の赤ちゃん早く欲しい…。
きっと可愛いだろうな…。」


「俺は今すぐにでもお役に
立てるんですけど。(笑)」


「バ.バカ!!そんなつもりで
言ったんじゃないの!!」


果凜の顔が真っ赤だ。(笑)


「わかってるよ。(笑)
果凜…いつかは俺達も
親になる日がきっと来る。
その日を楽しみに待とう。」


「うん。(笑)」


男と女が愛し合うと言う事は
ただ欲望を満たすだけの行為
なんかじゃ無く愛しさの先に
ある自然な行為。


そんな中で俺と果凜が自分達の
子供に出会える日はそう遠くは
無いだろう。


自然の流れの中で神様が
俺達が親になる事を認めて
くれたらきっと小さな命を
授かる事が出来ると信じてるから…。


「果凜…愛してる。」


果凜をより一層抱き寄せる。


「私も愛してる。」


一瞬…永遠に果凜を一人占め
したいと思う俺が居た。


俺は自分の子供にさえヤキモチを
妬きそうだからな。(笑)