拓海君の以外な言葉に
俺は驚いた。


「岳のですか?」


「あぁ…俺も果凜が日本に
戻って来た時にはもう一度
お前達を会わすつもりだっ
たんだ。
そんな時にお前の兄貴が俺
を尋ねて来てさ。
果凜に謝りたいって…それ
にお前と果凜がまた一緒に
居れるようにしたいって…。
もし…果凜が自分が居る事
で陸の元に戻れないなら自
分はもう二度と果凜の前に
現れないってさ。
アイツの目は真剣だったよ。」


「岳がそんな事を…。」


知らなかった。


岳が俺の為に随分前から
動いてくれていたなんて…。


「それで.お前の兄貴が結婚
するって言うから.じゃあ
一掃の事.一緒に結婚式挙
げてしまえって…。
兄貴も果凜もびっくりして
さ果凜はお前の気持ちがま
だ自分にあるかわからない
って凄く不安がってたけど
俺はお前がまだ果凜の事が
好きだってわかってたし。
だからお前の兄貴にも果凜
にも準備を進めろって言っ
たんだ。(笑)」


「拓海君…。」


「陸…前にも言ったと思うけど
俺は果凜にはお前と一緒になって
欲しかったんだ…。
果凜はお前となら一生幸せに
暮らせるだろうからな。」


そう言って拓海君は
笑ってくれた。