今日は俺にとってたくさんの人達
に改めて感謝する日となった。


そんな中で一番に感謝の
気持ちを伝えたい人が居る。


初めて会った時から俺に
優しく接してくれ…いつも
俺の味方で居てくれた人。


果凜から今回のサプライズ
はその人の提案だったと聞
き今まで連絡が無かった事
を理解する。


「拓海君!!」


ホテルのロビーでくつろいで居た
拓海君を捜し当て声を掛けた。


「よぉ!!我が弟。(笑)」


俺の顔を見ると
冷やかす様にそう言った。


「拓海君…俺…やっと…。」


「なんだよ?そんなに俺の弟に
なれた事が嬉しいってか?(笑)」


「拓海君…俺…本当は果凜の事
ずっと忘れられなかったんです。
拓海君ありがとう…。俺…スゲェ
幸せです。本当にありがとう。」


「それ位.知ってたよ。(笑)
お前には言わなかったけど
果凜がアメリカに戻ってか
ら男とすぐに別れたって…
聞いた時に果凜もやっぱり
お前じゃなきゃダメなんだ
なって…。
お互い想い合ってるなら離
れる必要は無いだろ?
お前と果凜は結局は一緒に
なる運命だったんだよ…。」


運命…。


「それに今回の事はお前の
兄貴のお陰だよ…。」