「健やかなる時も病める時も
新郎.岳は新婦.美咲を愛する
事を誓いますか?」


「はい.誓います。」


「健やかなる時も病める時も
新婦.美咲は新婦.岳を愛する
事を誓いますか?」


「はい。誓います。」


「健やかなる時も病める時も
新郎.陸は新婦.果凜を愛する
事を誓いますか?」


「はい。誓います。」


「健やかなる時も病める時も
新婦.果凜は新郎.陸を愛する
事を誓いますか?」


「はい。誓います。」


思いも寄らなかったサプライズは
この後に拓海君の提案だった事を
知る。


俺の知らない所で皆が
用意してくれた.この
サプライズを俺は一生
忘れる事は無いだろう。


予想外の岳達との合同挙式に続き
俺を待っていたのはたくさんの
温もりに包まれた披露宴だった。


岳と美咲ちゃんの後.俺と果凜が
会場に入場すると一番初めに目に
入ったのは婆ちゃんの姿。


俺は暗い中スポットライトの
明かりで見えた婆ちゃんの目に
光るものを見た。


-諦めるのかい?
想い続けていたら
叶うかもしれないよ。-


婆ちゃん…俺.想いが叶ったよ。


ずっと好きだった女と
幸せを掴む事が出来たよ。


婆ちゃん…ありがとう。