でも…やっぱり俺は諦められない
ダメだとしても果凜に想いだけは
伝えたいと思った。


最後の俺の身勝手…果凜に罵倒
されても俺の素直な気持ちだけ
は伝えたい。


俺はこんな所で何してんだろ…。


果凜に会いに行こう…。


「悪い…。やっぱり俺.果凜の事
諦められねぇわ。
俺はお前が居ようと果凜に想いを
伝えるから。
お前に果凜を渡す訳にはいかねぇ
んだよ。…じゃあな…。」


俺は立ち上がり果凜の元に
向かう。


家に戻っているだろうか?


「凜がどれだけお前のせいで
泣いたと思ってんだよ!!
2年前.俺達は同じ留学生で
初めて会った時から凜は泣
きそうな顔してた。
俺にも心を開いてくれなくて
ひたすらお前を忘れようとして
1人で頑張ってたんだぞ!!」


果凜を悲しませた張本人は
俺なんだ…。


そんな事はお前に言われなくても
俺が1番良くわかってんだよ。


「俺は初めて会った時から凜の
事が好きだった。
告白しても忘れられない人が居る
って何度も振られたよ。
でも俺はずっと諦められなくて…
でも今は凜が俺に心を開いて
くれるようになったんだ。
今.凜は俺の女だ…俺もお前に
凜を渡す気は無いから。」