誠也と2人弁当を食っていると
梨華がコンビニの袋を提げ
て帰って来た。


「なんで誠也が居るの!?」


梨華が誠也を見て驚いている。


「居て悪いかよ!!俺も今日は
弁当なんだよ!!
お前こそ昼飯食いに行ったんじゃ
ねぇのかよ!?」


「た.たまには.コンビニのお弁当
もいいかなと思って買って来たのよ!!」


って言う事は…もし誠也が
居なかったら…。


俺はこの女と2人で
昼飯を食うところだった
って事かよ…。


「あっ!!梨華お前わざとだろ!?
陸と2人になれると思って
弁当買って来たんだろ?
残念だったな。(笑)」


誠也の鋭い突っ込みに
梨華は悔しそうな顔を見せながら
誠也に言い返してきた。


「分かってんならさっさと食べて
どこかに行ってくんない!!
梨華は陸と話しがしたいの!!」


この女…まだ懲りてねえのかよ。


「俺はお前と話す事なんて
ねぇんだけど。
それに昨日.俺が言った事
忘れたのかよ?」


「陸.私が言った事も忘れた?
絶対に諦めないって言ったはずだよ。」


「俺は絶対にお前を好きになる
事なんてねぇから。」


「絶対とは言い切れないんじゃない?」


俺は呆れて物も言えなかった。