でも俺には自信があった。


絶対に梨華を好きに
なる事は無い。


俺の中に一生消える事の
無い果凜の存在がある限り
俺はもう恋なんて出来無いの
かもしれない。


それでもいい…。


俺の気持ちは俺自身が
1番良く知っているから…。


もう果凜を自分の腕の中に抱く事
は出来無くても自分自身には嘘は
つきたくなかった。


こんな俺の気持ちを揺るがす様な
女は何処にも居ない…。


俺は携帯を開く度に自分の
未練がましさを実感する。


待受画面には未だに果凜との
プリクラで撮ったツーショット。


プリクラには果凜が書いた
「陸&果凜」の下には
「☆ずっと一緒☆」の文字。


携帯の中の果凜はいつも俺に
微笑み掛けてくれている。


その笑顔をずっと忘れたくなくて
今も変えられずにいるんだ。


俺は自分が決めた別れに
何度悔やんだかわからない。


でも果凜の幸せを心から
願う俺はもう二度と果凜の前に
姿を現しちゃダメなんだ。


果凜…今.お前は幸せか?


俺はお前と離れてから
一日だってお前の事を考えない
日は無い。


果凜…俺はお前の幸せをずっと
祈っている。


ずっと…。